悲愴

次回演奏するチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」

個人的には交響曲としての完成度は4番や5番の方が高いと思うのですが、そのストーリー性では、音楽史上、これほどに感情を揺さぶる交響曲はないと思ってます。

諸説ありますが、やはりチャイコフスキーのパトロンでもあったフォン=メック夫人への切ない想いが綴られたシンフォニーと考えてますが、いかがでしょう?

特に1楽章、とても情緒に満ちた有名な第2主題ですが、1楽章の中で3回現れます。しかし、調は1、2回目はニ長調、3回目はロ長調、それも伴奏には不快に感じるようなトレモロを伴って現れます。

精神的な繋がりを感じていたフォン=メック夫人に支援を断られ、自分の才能への不安とやり場のない苛立ちを感じていたチャイコフスキー精神が崩壊していく様が表われていると思うのですが、いかがでしょう?

2、3楽章では順風満帆な過去、しかし現実に戻った4楽章では3連符で表現される心臓の鼓動もメロディーを演奏する楽器も減っていき、最期には孤独にはかなく止まってしまいます。

という風に思っている悲愴の練習もいよいよ12日から!練習の中でこのイメージがまた変わってくるかもしれませんし、または確信をもつに至るのか。合奏始まるのがとても楽しみです(^^)